イッタラの工場見学の後はもっと北へ足を延ばして世界最古のサウナのある街、タンペレへ。

現存する世界最古のサウナ、ラヤポルティサウナに行くか迷ったけど、ラヤポルティサウナは基本全裸、整いスペースは男女共有でタオルを巻いて、、、とのことだったので、少しハードルが高いなと思い、ラウハニエミ公衆浴場に行くことに。
サウナに行く前にまずはスーパーでサ飯調達。ラウハニエミにはグリルがあるということで、フィンランドのサ飯では定番というマッカラ(ソーセージ)とビールを購入。本当はカルフのビールを持っていきたかったけど、サイズが大きいものしかなかったので諦め、クラフトビールをパケ買いしました。

近くのバス停まで行って、サウナまで森の中を歩いていると、ランニングしている人たちがたくさん!もしかして、ランニングしてサウナに入って、っていう生活しているのかなぁ。そうだったらとても羨ましい生活。

いよいよサウナへ!

サウナは男女混浴で2室。115℃あるというサウナに最初はおそるおそる入室したけど、一番下に座っていると思ったより熱くなく、これはほんとうに115℃あるのか?と疑うくらい。(温度計はちゃんと115℃ありました。)
このサウナの個人的に面白かったのが、入っている人たちの多くが毛むくじゃらの大男たちだったこと(笑)。
基本はサウナハットを深く被って下を向いて入浴していたんだけど、ふと顔を上げると目の前にくまさんのような人たちがたくさん座っていて(笑)。しかもサウナが結構狭いので、くまさんたちが仲良く隣同士ぎゅうぎゅうに詰められている。そのうえ、上の方はやっぱりけっこう熱いのか、みんなめちゃくちゃ険しい顔をしていて(笑)。
くまさんたちが仲良くぎゅうぎゅうに、険しい顔をして詰め込まれているというカオスな光景が面白すぎて、思い出すだけでも笑ってしまう。私も慣れて3回目くらいからは上のほうに座ってみたけど、そんな険しい顔をするほど熱くなくて、、、(笑)
みんなそんなに頑張って入らなくてもいいんじゃないと思ってしまって、なんだかとても愛おしい光景でした(笑)。

サウナで温まった後は大自然の水風呂、湖へ。これがもう、言うまでもなく最高すぎる!!!
ヘルシンキではロンナ島のサウナにもいったんだけど、そちらはバルト海に入るサウナで、海水だし藻があるしで個人的にはあまり快適ではなく。
なんのストレスも感じず入れる湖のサウナが本当に最高でした。
そして買っていったクラフトビール、これがまた大当たりで!ベリー系のクラフトビールでジュースのようにごくごく飲めてしまいまして、、、いやぁ、整い時間も最高だったなぁ。

途中でマッカラをグリルに入れて再びサウナへ。マッカラを焼いている間にサウナに入るというのもとてもいい文化。マカッラを盗むような人はいないらしいです。

焼きあがったマッカラをグリルから取り出していると、通りかかった3人組の可愛いお姉さんたちに、「ナーイス、マカッラ~!」と声を掛けられた(笑)。なんて陽気なんだろう。
焼きたてのマカッラに美味しいビール、目の前には夕暮れ時の湖と、それぞれ思い思いの時間を過ごす人たちがいて、すべてにおいて、こんな人生があっていいんですかねというくらい至福の時間でした。

日本のサウナってサウナ時計があると思うんですが、ここにはサウナ時計もなければ普通の時計もなくて(もしかしたらあったのかもしれないけど気付かなかった)。もちろんスマホも持ち込んでいないので、時間の感覚が全くないひとときを過ごしました。
普段って時間に動かされて生きているような感じがするけど、ここは時間という概念が存在しないような異世界。ただただ自分自身が気持ちいい!と感じて、大自然を感じることだけで、こんなにも生きてるのって最高だ!っていう気持ちになれるんですね。
そんな日常を過ごすことは到底難しい気がするけど、生き方の一部として、忘れたくないひとときを過ごせたな~と思います。
また行きたい!と思うけど、ここじゃなくても、またこの時みたいなひとときを過ごしたいな!

ほんとうに最高だったな~~(もう3か月経ってるけど大余韻、、、)