舟を編む|三浦しをん

これまた選ぶのが難しいMさん。

実用書とか、写真とかが載っててモノについて書いてあるような本は読んでるイメージだけど、小説とかはあんまり読んでる印象はない。しかも最近はAudibleで聞いてると言ってたのでそもそも紙で本を読んでないかもだし、Audibleで聞けそうなやつはナシ。だったらやっぱり小説がいいかな!と思いつつ、そういえば小説もAudibleで聞いたって言ってたなと、、、しかも前おすすめの小説は話したし、たぶん読んで(聞いて)ないだろうけど、それを渡すのは違うな、、、と。

となるとやっぱり、紙で読んだほうが良さそうなもので、自分では多分買わなそうなもので、Mさんの場合、読まなくても本棚を邪魔しないかっこいい見た目だったらいいでしょう!と思って(笑)、選んだのが三浦しをんさんの「舟を編む」。

もともと気にはなってたけど読んだことはなくで、本屋さんに行くとたまたま限定カバーの文庫がでてて、これが面白かったら装丁もかっこいいしアリなのでは!とまずは自分のを買って読んでみることに。

辞書編纂を題材にした小説で、モノづくりに関してはちゃんと取材して書いてそうなのでほぼノンフィクションなのでは、、、と思うと、1冊が出来上がるまでの時間と労力がほんとうにすごい。辞書ができるまでの過程を知れるのも面白いし、チームで仕事してる感じも良い。途中登場人物たちの恋愛模様がでてくるところはちょっと飽きかけますが(笑)、久々に平日3日間で一気読みしました。

これはたぶん、Audibleで聞くより文字で見た方がいい気がします、、、!(ドラマか映画にもなってたらしいけど)

そしてこの限定カバーはもともと単行本のデザインなんですが、通常版の文庫本は違うカバーで、この選書企画に関しては通常版のカバーだったら手に取ってなかったかもしれません。良きタイミングで限定カバーが出てくれました。

そういえば装丁誰だろう?と調べてみると大久保伸子さんという方。いいと思う装丁は高確率で名久井直子さんが多いので他の方をあまり知りませんでしたが、大久保さん装丁の本も知ってるものたくさんありました、、、!千早茜さんの本とか結構読んでますが、大久保さん装丁多い!普段文庫ばかり読んでるのであまり気に留めてなかったですが、単行本はやっぱりいいですね。

話がそれましたが、以前Mさんにおすすめしていた原田マハさんの「本日は、お日柄もよく」についても少し。

結構前に読んだので内容うろ覚えですが、選挙演説の原稿とかを書くスピーチライターの話です。これもとにかく面白くてすぐ読んでしまった記憶。昨年友達の結婚式に参列したとき、上司の挨拶でこの小説にでてくる言葉がまんま使われていて、聞きながらこの人お日柄読んでる!(好感)と思ったんですが、使いたくなるのもわかります、かっこいいんですよ!

というわけで、今後スピーチしそうな人にもそうでない人にもぜひ読んでみてほしい一冊です。

ちなみに原田マハさんはピカソとかゴッホとか美術系のことを題材にした小説が多いんですが、私はそれ以外の作品のほうが好きです。Iさんにおすすめした「さいはての彼女」とか、「カフーを待ちわびて」、「独立記念日」、そしてこの「本日は、お日柄もよく」が一番お気に入り。

でも以前マティスの展示を見に行く前に「ジヴェルニーの食卓」の中の「うつくしい墓」を読んでいくと、マティスへの解像度があがって展示も面白く見れたので、美術系の話もそういう読み方は個人的におすすめです。

最後のほうの羅列は特にMさんへのおすすめ!というわけではないですが、なんかやっぱり小説が好きで、長くなりました。

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